公明新聞2012年03月17日掲載分

ひとり親家庭 医療費負担を軽減/18歳以下の子どもは無料に/12月から現物給付方式を導入へ/大分県

大分県はこのほど、ひとり親家庭を対象にした医療費助成について、医療機関で一定の自己負担額を支払うだけで済む「現物給付方式」を採用する方針を示した。2012年度当初予算案に盛り込まれたもので、今年12月から実施する予定。

現物給付方式を導入へ

同県では現在、ひとり親家庭の支援策として、医療機関で医療費の3割を支払った後、市町村への申請を経て全額返金される償還払い方式を採用している。県が昨年8月に実施した、ひとり親家庭へのアンケート結果によると、現行方式について「経済的負担が大きく、申請手続きも面倒」との意見が多かった。

県がめざす現物給付方式は、医療機関の窓口で、ひとり親家庭が助成を受けるための受給者証を提示すれば、親の場合、医療費の負担上限が通院で1日500円、月2000円、入院で1日500円、月7000円となる。子どもの場合、18歳に達して最初の3月31日(年度末)まで、通院・入院にかかる費用は無料。

医療費の現物給付方式の導入については、党県本部女性局が毎年の予算要望で知事に提言。

県議会公明党も議会質問を通じて訴えるなど、積極的に推進してきた。

  ☆公明党 大分県議会議員 戸高賢史☆

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