福祉保健生活環境委員会で、竹田市、日田市、中津市の災害による被害調査に伺いました。

7月19日(木)

本来であれば、本日は委員会の県外調査日程でありましたが、豪雨災害による県内被害が甚大であり、委員会としても早急な調査が必要な為、被災現場の声をお聞きする為、日程を変更し災害による被害の調査に変更しました。

竹田市総合社会福祉センターには、玉来地域の方々の避難所となっており、現在も8世帯24名の方が生活されております。避難所生活が長くなり、毎日の食事が支給される弁当だけでは、のども通りにくくなると、ボランティアの皆様が、夕食は炊き出しを行って頂いております。入浴なども災害を受けた地域の皆様には無料で温泉施設が利用できるよう配慮がされておりますが、一刻も早い住宅の確保が必要であります。

竹田市のボランティアセンターでは、連日ご支援いただく皆様の受け入れを行っています。災害翌日より竹田でボランティア活動を行って頂いた方は、延べ1200名を超えました。佐伯市から消防団の方はいつも来て頂き感謝しておりました。大阪などの県外からも、食事や宿泊も自己完結でご支援に来て頂いております。

竹田市こども診療所も腰の高さまで冠水し、現在も復旧作業が続きます。ようやく電気が通るようになりましたが、水害で所内の電気設備が故障しており、その他浄化槽も泥により故障している為、復帰がおくれております。職員の方々の素早い対応で医療機器の被害は最小限に抑えることができたものの、今日も水に浸かったカルテなどの修復にボランティアの皆様がお手伝いをしておりました。現在市役所のとなりの社会福祉センターで、相談業務(医療相談)を行っており、復旧までに時間を要する為、相談所内での医療行為が行えるよう手続きを進めております。隣の振興局も所有する48台の車両の内、現場に出ていた土木の2台の車両を除いてすべて水害で動かなくなりました。

日田では市内から運び込まれた瓦礫の搬出作業が行われております。前回来た時よりも瓦礫の量は減っておりますが、今回の水害では、日田、中津、竹田など流木が未処理のまま放置されているところが未だ多くみられます。 流木が未処理のまま放置されているところが未だ多くみられます。

流木が未処理のまま放置されている 中津では全壊、半壊、床上浸水、床下浸水など家屋被害を受けた数は416件にも及びます。道路被害も220か所と被害も大きく、早期の復旧には人的支援も含めた対応が急務であります。伺ったやすらぎ荘に隣接するデイサービスセンターや生活支援ホームも冠水して掃除はしたものの、フロアーが捲れて改修が必要である為、当分の間利用が困難となっております。利用者の方々は市内施設に分散してお願いをしておりますが、住み慣れた地域でサービスを利用したいとの声が上がっているとの事であります。 近くの下郷保育所も職員の懸命復旧活動で所内の泥の除去作業はしたものの庭の一面には40センチ程の泥未だに除去されていない状態です。 下郷保育所も職員の懸命復旧活動

所内の泥の除去作業

更に被害の調査を精力的に行い、伺った声を届けて参りたいと思います。
度重なる災害で心労が絶えないことと思います。どうか皆様、お体を大切に。

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