若年脳損傷者を支援/秋野氏 関係団体と意見交換/大分・別府市
公明党の秋野公造参院議員は24日、大分県別府市内で「若年脳損傷者ネットワーク」の宮下静香代表と会い、若年脳損傷者をめぐる問題や支援策などについて意見を交換した。
席上、宮下代表は、18歳から64歳の間に交通事故や脳内出血などが原因による脳の後遺障がいのある若年脳損傷者が、児童福祉法も介護保険法も適用されない現状について説明。また、身体機能や脳機能の重複障がいのある患者支援への法制度の不備も指摘した上で、若年脳損傷者に対する総合的な支援制度の整備を求めた。
秋野氏は「障がい者対策は制度の谷間がまだまだ存在する。必要な支援体制の充実に向けた研究や事業が展開されるよう、国に働き掛けたい」と語った。