公明新聞2011年9月23日掲載分

病児保育の拡充めざす/秋野氏ら 施設訪れ実情を探る/大分市

大分こども病院の一室をお借りして、病児・病後児保育の実情や課題について関係者と意見交換。

公明党の秋野公造参院議員はこのほど、大分市の大分こども病院(藤本保院長)を訪れ、病児・病後児保育の実情や課題について関係者と意見交換を行った。
これには、党大分県本部の竹中万寿夫代表(前県議)のほか、河野政司、吉岡美智子、戸高賢史の各県議、渡部義美市議、伊藤敏幸前県議が同行した。

大分こども病院には、市の病児・病後児保育事業の一環として、病気の治療中または回復期にある子どもを一時的に預かる保育施設「キッズケアルーム」(市が業務委託)が併設されている。

同施設では、感染症と一般の病気の子どもが同室にならないよう、感染保育室2部屋と一般保育室を設置。看護師2人と保育士3人がスタッフとして常駐しているほか、同病院の医師が回診を行っている。利用時間は月曜~土曜日までの午前8時~午後6時で、生後3カ月から小学校3年生までが対象(定員10人)。

意見交換の中で、市福祉事務所子育て支援課は、利用者が増加していることから、病児・病後児保育施設の増設の必要性を訴える一方で、「財政面での市の負担が大きくなる」との課題を挙げた。

視察後、秋野氏は「課題や問題点を国に訴え、病児・病後児保育の拡充を支援していく」と語った。

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